ビジネスシーンにおけるマスクマナーが、2021年2月23日放送のモーニングショー(テレビ朝日)で取り上げられた。
番組ではビジネスインストラクターが教える、仕事上つけて良いマスクと、NGなマスクをパネルで紹介。ツイッターでは「マスクマナー」がトレンド入りし、番組で紹介されたマナーに対する違和感を訴える声が上がっている。
出演者「マスクすることが大事なんだって」
番組では、「淡い色系が好印象、原色系は威圧感がありNG」「黒・紺・グレーはスーツやシャツに調和していなければNG」「イラストや柄は相手に気を遣わせNG」といったマスクマナーを紹介。それぞれビジネスシーンで着用して大丈夫かどうか、出演者に回答させる形式だった。
これらのマナーに対し、コメンテーターの青木理さんは「どっちでもいいんじゃないの」などと発言。回答を求められた玉川徹さんは、
「全部マル(編注:着用OK)だよ。マスクすることが大事なんだって。柄とか関係ないよ、マナーとしては。人にうつさない、自分がうつらないことが最大のマナーだよ」
と返答し、羽鳥慎一アナウンサーが「それ大前提で話進んでますから、それ言い始めたらもう...」と困惑する一幕もあった。
このコーナーに対し、ツイッターでは、
「てっきり『鼻出し顎マスクはNG』とか『マスクしても咳エチケットを心がけましょう』とかだと思ったら、柄モノNGとか白シャツに黒NGとかバカバカしい」
「正しくマスクしてるなら、色・形・素材なんて何でも良いと思うけど。マナー警察とか出現したら鬱陶しいなぁ」
「白いシャツに黒マスクは色の調和がないからダメって、じゃー黒いスーツに白マスクもダメだろ」
といった声が多く上がっている。
なお、番組では柄物の例として、人気漫画「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の着物柄のマスクがイラストで登場。出演者からは、河野太郎行革相が過去の国会で着用していたとの指摘があった。河野大臣は番組終了後の23日12時過ぎ、一般ユーザーの番組に関するツイートを引用する形で「ヤメレ。」と投稿している。