オンライン行幸「有効な手段」
コロナ禍の収束が見通せない中、天皇陛下にとっても活動が制約され、「オンライン行幸」を余儀なくされた1年だった。21年の新年一般参賀も中止され、代わりに天皇皇后両陛下によるビデオメッセージが公表された。天皇陛下は新型コロナが収束するまでの間、オンラインで国民との接点を維持することの重要性についても強調した。
「感染症対策としての利点以外にも、同時に複数の場所にいる人々に会うことや、中山間地域など、通常では訪問が難しい場所でも訪問できるという利点があることを実感しました」
「地方を訪問する際の、駅頭や沿道も含めて、元気で多くの方々と同じ体験を共有し、その土地その土地の雰囲気を肌で感じるなど、実際の訪問でなければ成し得ない部分はあるものの、感染が収束しない現状では、オンラインは有効な手段と考えられます」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)