相鉄線の「二」と「三」にも注目
神奈川方面では相鉄本線の「二俣川」と「三ツ境」(いずれも神奈川県横浜市)を挙げた。ともに駅前に大型商業施設があるのが特徴だが、特に二俣川では18年に約100店舗が入る新駅ビル「ジョイナステラス二俣川」が開業。横浜駅など大きな駅へ行かずとも、買い物を済ませられるようになった。
いずれも横浜市中心部への通勤に便利なエリアとして発展を遂げてきたが、19年11月には「相鉄・JR直通線」の開業で、新宿・池袋まで乗り換えなしでアクセスできるように。22年度下期には「相鉄・東急直通線」の開業も予定している。鳴海さんは「近年オフィスが増えている『みなとみらい21地区』がある横浜中心部へ電車で1本。さらに今後東急・相鉄直通線で東京都心へのアクセスがさらによくなることを考えると、将来性が期待できるエリアではないでしょうか」と話した。
また、「⾞があれば」という条件付きであげたのが、武蔵野線の「三郷・新三郷」(埼⽟県三郷市)やつくばエクスプレス線の「三郷中央」近辺だ。三郷市北部には「ピアラシティみさと」「IKEA」「コストコ」「ららぽーと」などの⼤型施設が⽴地。つくばエクスプレス線と⾞を駆使することによって、買い物の⽬的に合わせた「使い分け」ができるのが魅⼒だとした。