「#ナウルで名売る」などとダジャレで投稿、ツイッター戦略が奏功
ナウル共和国は、人口1.3万人と世界最小の共和国をうたい、国の面積は品川区くらいの大きさだ。
外務省サイトや各メディアの報道によると、戦時中は、日本軍に占領される悲劇もあったものの、1971年に日本に領事館が設置された。リン鉱石の産出で経済が栄え、鹿児島県などとの間に航空定期便が一時開設されたが、資源が枯渇して、89年に財政上の理由で領事館も閉鎖された。
しかし、徐々に経済が回復して、コロナ禍の中でも、30年ほどぶりに日本での拠点がスタートした。
そして、日本事務所のツイートは、自虐的なユーモアもある親しみやすい表現で人気を呼び、メディアからも度々取り上げられた。鳥取県の平井伸治知事の発言「スタバはないけどスナバはある」をツイッターで引用したことをきっかけに、同県と「すなうる(砂売る)共和国連合」を立ち上げようという話も進んでいるようだ。
ナウル共和国のアカウントは、もはやちょっとした「有名人」だ。「#ナウルで名売る」などとダジャレで投稿を集めるなどした戦略が奏功し、2月21日夕現在でフォロワーが15万9000人超に達している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)