Snow Manの「だて様」宮館涼太の素顔 ロイヤルな所作と熱いハートのギャップに悶える

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   「ロイヤル」と形容されるSnow Man宮舘涼太は、気品あふれる所作が注目されるが、心の底ではメンバーカラーの赤が象徴するような熱いハートを持ち続けてきた。メンバーも認める努力家ぶりはJr時代から今も変わらず、多方面で彼らしくさらりと、見る人に印象を残してみせるのだ。

「努力に裏打ちされた気品、説得力がある」

   数は決して多くないものの、ここぞという時にその頼もしい背中でSnow Manを引っ張っている宮舘涼太。1993年3月25日生まれの27歳で、メンバーの渡辺翔太とは生まれた病院が一緒という幼馴染だ。

   宮舘は「だて様」と呼ばれており、ファンのことを「宮舘王国民」と呼ぶこともしばしば。というのも、宮舘の所作、言動、ダンス、殺陣など全てにおいて気品が溢れ、「ロイヤル」と形容されるためだ。ジャニーズJr.チャンネル時代にも「【クイズ!正解はダテ様】国王は宮舘...白馬の名前が決定!」など宮舘のキャラに合った動画がアップされており、Snow Man公式YouTubeチャンネルでも気品溢れる動作で様々なゲームにチャレンジする様子が見られたりする。

   そんなロイヤルな宮舘だが、実はメラメラと闘志を燃やすタイプでとにかく努力家。メンバーからも「アイドル業に万能だから誤解されやすいけど、実はめちゃくちゃ努力家。努力に裏打ちされた気品、説得力がある」(深澤)、「自分の中で、『こうあるべき』というルールが細かく決まっていて、ちゃんと実行する」(渡辺)、「仕事だけじゃなくプライベートも真面目。道標として、見習っていきたい」(ラウール)(「ViVi」特集「Snow Manのトリセツ」より)とコメントされているほどだ。

   実際、宮舘は常に自分の中で目標を掲げて努力を重ねてきている。「列になって踊るジャニーズJr.の先頭に行ってマイクを持ちたい」、「KAT-TUN・亀梨和也のようになりたい」、「ワイヤレスのマイクが持ちたい」、「デビューがしたい」......。

   そうやってジャニーズ事務所入所後から明確な目標を立て、行動してきているのだ。しかもその努力を表に出してアピールすることはほとんどない。雑誌『Myojo』に掲載された1万字インタビューで努力の人であるかを問われた時にも、「そこはどう思われてもいいです」と気持ちよく言い切るほど、努力の結果だけを我々に見せてくれる、筋の通った男なのである。

ダンスも笑いも全力で

   さらにパフォーマンスにおいても宮舘は抜け目ない。歌もダンスも優等生的スキルを持っており、佐久間大介や岩本照に隠れてしまいがちだが、Snow Manのパフォーマンスに欠かせないアクロバットもしっかりこなしている。パフォーマンスをしっかり支える縁の下の力持ちと言ったところだろうか。デビューシングル表題曲「D.D.」でも、間奏部分では佐久間、岩本とともに一糸乱れぬバク宙を決めているので注目してみて欲しい。

   そんな宮舘は、冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(Paravi)やYouTubeなどで企画に全力で取り組み、必死さや異常な我慢強さで笑いを取りに行くことも。必ず結果に結びつける努力をし続けている彼の真面目さを知っているからこそ、全力さが愛おしく、面白く感じられる。

   優雅でロイヤルな裏には想像以上の努力が隠されている宮舘涼太。真っ直ぐな在り方を見せてくれる彼に注目して、2021年、王国民デビューしてみるのもいいかもしれない。

高橋梓
フリーライター。アイドルやアーティストのコラム、インタビュー、ライブレポートなどをメインに執筆中。歌とアニメとレモンサワーが好き。
Twitter:@azumaMIC
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