「橋本さんに負荷かけているように見える」杉村太蔵、二宮清純にかみつく ミヤネ屋で激論

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   2021年2月18日昼放送のミヤネ屋(日本テレビ系)で、スポーツジャーナリストの二宮清純さんと元衆議院議員の杉村太蔵さんが大激論を繰り広げる一幕があった。

  • 組織委員会会長に就任した橋本聖子氏をめぐって、ガチンコの議論が繰り広げられた(写真は2019年11月撮影)
    組織委員会会長に就任した橋本聖子氏をめぐって、ガチンコの議論が繰り広げられた(写真は2019年11月撮影)
  • 組織委員会会長に就任した橋本聖子氏をめぐって、ガチンコの議論が繰り広げられた(写真は2019年11月撮影)

開催まで5カ月を切った中であっても、組織委員会とIOCはバチバチの関係

   番組中盤では橋本聖子氏の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長就任に向けた動きを報じていた。その際、二宮さんは橋本氏のセクハラ問題が今後、組織委員会とIOC(国際オリンピック委員会)の間で行われる交渉の際に不利に働く可能性があることを指摘。開催まで5カ月を切った中であっても、開催形態をめぐっての交渉が行き詰まりを見せた場合は、IOC側が橋本氏の首を飛ばすべく、セクハラ問題に難色を示してくる可能性があると指摘した。

   すると、杉村さんは、日本側とIOC側の双方がオリンピック開催を目指しているにもかかわらず、なぜ、今更もめる可能性があるのかと質問。これに対して二宮さんは、新型コロナウイルスの流行が続く中、IOC側は無観客でも実施したいと考えていることを説明した上で、その場合はチケット代が日本側に入らず、900億円の損失が出ると指摘。その上で、その損失の負担比率を交渉する場合、日本側の負担が大きくなれば日本国民の税負担となる可能性を指摘したのだった。

   これに対し、杉村さんは、オリンピックは無観客でもやる価値があるものであるはずとの考えを示しつつ、「この900億円のこれ(負担率)をめぐって、そんなにガチンコにぶつかり合うものなんでしょうか?」と質問。これに対し、二宮さんは、杉村さんのオリンピックを何としてもやりたいという「感情」は分かるとしつつ、「勘定」を無視するわけにはいかないと説明。「感情と勘定の両方が必要なわけですよ」と諭したのだった。

   2人の議論は一旦は収まるも、しばらくすると杉村さんは、二宮さんが橋本氏のセクハラ問題を持ち出したことについて、「橋本さんに負荷をかけているように見えるんですが」と再度質問。これに対し、二宮さんは、橋本氏に負荷をかけているのではなく、IOCが橋本氏の足をすくってくることを懸念しているのであり、その際の対策をあらかじめ立てておく必要があるということだと説明した。

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