橋本聖子新会長を待つ「イバラの道」 大会関係者「セクハラ騒動は批判根強い」「常に森さんの影」

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「世間の賛同を得られるかどうか疑問」

   大会関係者のひとりは「橋本さんの『セクハラ騒動』に関して、過去のことだと受け止めている委員もいるが、批判的な意見も根強く残っている。森さんの女性蔑視発言でこのような事態に陥ったわけですから、次期会長に対する世間の目は厳しくなる。橋本さんを会長に据えたことで世間の賛同を得られるかどうか疑問です。橋本さんにはイバラの道が待っているでしょう」と語った。

   橋本氏の「セクハラ騒動」について2014年8月20日発売の「週刊文春」(同年8月28日号)が報じた。同年2月に開催されたソチ冬季五輪の閉会式後に選手村で開かれた打ち上げパーティーで、当時日本選手団団長だった橋本氏がフィギュアスケート男子の高橋大輔選手に抱きつきキスをしたというもので、高橋選手は橋本氏の「セクハラ」、「パワハラ」を否定している。

   また、別の大会関係者は「橋本さんと森さんは非常に親しい間柄にある。イメージ的にいえば、橋本さんには常に森さんの影が付きまとっている感じ。森さんの『色』を完全に払しょくしきれていない。イメージを一新するせっかくの機会だったので残念に思います。橋本さんが会長に就任したことを海外メディアがどのように報じるか。それも気になるところです」と話した。

   五輪開幕を約5カ月後に控え、森氏から大役を引き継いだ橋本氏。大会開催へ向けて多くの課題が山積するなか、橋本氏の手腕に注目が集まる。

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