俳優の福士蒼汰さんが主演を務めるドラマ「神様のカルテ」(テレビ東京系)の第1話が、2021年2月15日に放送された。福士さんの温かみのある演技に、視聴者からは絶賛の声があがっている。
以前に2度映画化
シリーズ累計330万部を超える作家・夏川草介さんの同名小説をドラマ化。2011年と2014年にジャニーズグループ「嵐」(現在、活動休止中)の櫻井翔さん主演で映画化され、今回のドラマ化は2時間枠で4週連続放送される。
長野県・松本を舞台に、「24時間、365日対応」の「鬼忙しい」本庄病院で働く風変わりな医師・栗原一止(福士さん)が、「良い医師とはなにか?」を追い求め、患者や医療と真正面から向き合いながら成長していくヒューマンドラマ。
第1話は、余命1か月のがん患者・安曇清子(風吹ジュンさん)との交流を描いた物語を軸に話が展開。一止は、山を眺めることが大好な清子のため、ベッド上で数日間安静にする必要があったが、彼女の誕生日に細心の注意を払い病院の屋上へ連れ出す。雄大な山を見ながら感無量の涙を流し「最後の最後にこんな幸せな時間があるなんて...。本当に人生というものは分からないものですね」と静かに語る清子の姿に、涙を堪える一止...。
「悔しいけど...福士蒼汰くんも合ってた」
その2日後、清子の容態が急変し、一止は彼女の遺言通り延命措置をせず「看取る」という決断を下すも、あとから「安曇さんはこれでよかっただろうか」「病室に閉じ込め、絶対安静を守らせていたらあと1週間くらいは...」と思い悩む。しかしその後、一止は自分宛てに書かれた清子からの手紙を発見。そこには「たとえ病気が治らなくても、生きていることがまだまだ楽しいと思えることが、まだまだたくさんあると教えてくださいました」「先生は私に最高の治療をしてくださったのです」と感謝の言葉が書き連ねられており、一止は大粒の涙を流すのだった。
エピソードを通して、視聴者からは「どのような最期になったら幸せなのか」を常に考える一止の姿に感動の声が多くあがる一方、映画で櫻井さんが演じた一止とはまた異なった「福士さんの一止」に対し、「櫻井くんが一度やっていた一止のイメージはきっとおおきいから少し気になっていたけど...また全く違う雰囲気で福士蒼汰としての良さが全面にでてて、また成長も感じた」「栗原先生は翔さんしか合わん!...と思ってたのに...悔しいけど...福士蒼汰くんも合ってた」などと称賛する声が多くあがっている。