俳優の広末涼子さん(40)がゲスト出演した「ファミリーヒストリー」(NHK総合)が2021年2月15日に放送された。
同番組は著名人の家族の歴史を本人に代わって取材し、そのルーツを視聴者と共にたどるのがコンセプト。今回出演した広末さんについては、放送時点で94歳となる北海道で生まれ育った祖母のルーツが香川県だったといった秘密が明らかになったが、それと併せ、本人のこれまでを振り返るシーンもあった。
番組終盤では、広末さんが芸能界デビューに至るまでのいきさつを紹介。中学生時代の1994年にCMオーディションで優勝し、芸能界入りを果たすや、1996年にはポケベルのCMに出演。大幅に知名度を上げたほか、1997年には歌手デビューも果たし、「ヒロスエブーム」を巻き起こした。これらのシーンを見た視聴者から、「デビューした時凄かったなぁ 本当にフィーバーだったよね。 圧倒的な透明感は変わらず」といった声が上がっているのだ。
「はじめて広末涼子のCM見た時めっちゃ一目惚れして」
同様の声は他にもあり、あるツイッターアカウントは、
「ファミリーヒストリー広末涼子見てる。。。クレアラシルソープかな?docomoだったかな? はじめて広末涼子のCM見た時めっちゃ一目惚れして」
と、ブーム真っただ中だった広末さんの姿を懐かしんでいるほか、別のアカウントは、「中1の時、広末涼子のポスターやカレンダーで部屋を埋め尽くし、雑誌を切り抜いては保存し、TVやラジオは必ずチェックした」と、やはり、当時の広末さんの姿を自らの思いを絡めながらツイートしている。
また、「広末涼子と同じキャンパスに通いたくて早稲田受験した」といった声も。広末さんは1999年4月に早稲田大学教育学部国語国文科に入学したが、その入学形態は推薦入試だったため、一般受験の出願が始まる前である1998年11月には早稲田への入学が決まっていた。このため、1999年2月の一般入試では、早稲田大学に「不純な動機」で入学しようとする受験生も少なからずいたとされているほどである。
これら、ツイッター上に次々とツイートが上がったのは、「ファミリーヒストリー」で広末さんのデビューの軌跡をたどったシーンが放送されたことをきっかけに、当時、広末さんに関心を持っていた自分自身の記憶がよみがえり、その「エモさ」に酔いしれてしまったからなのかもしれない。そう考えると、これらのツイートは、まさに、自らの「ヒロスエヒストリー」をつづるツイートだと言えるのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)