俳優の吉沢亮さん(27)が主演する2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の放送が2月14日に始まった。
前作「麒麟がくる」の放送ずれ込みによって異例の2月スタートとなった同作だが、放送が始まったことに対しては吉沢さんのファンから「吉沢亮さん、とても良かった」といった声が上がるなど、反応は上々。ただ、その一方で、これらの声とは全く違う角度で絶賛とブーイングが混在しているのだ。
おびただしい数の蚕が...
同ドラマは吉沢さんが、明治時代から昭和初期にかけて活躍した企業家・渋沢栄一役で主演する立身出世物語。第1回では冒頭に栄一が徳川慶喜に直訴を試みるシーンが放送されたほかは栄一の幼少期が描かれたが、その際の演出に視聴者からの意見が真っ二つに分かれているのだ。
番組中盤、栄一の生家およびその周辺では、養蚕業が広く営まれていることが紹介された。作中では、「土の質が稲作に向かないため」と、その理由をナレーションで説明していたほか、桑の葉の収穫シーンやその桑の葉を蚕に与えるシーンが放送されたが、その蚕の幼虫が写るシーンに対し、視聴者の評価が割れたのだ。
あるツイッターアカウントは「蚕可愛いやん。葉っぱいっぱい食べなー」と、作中に登場した蚕への思いをツイート。また、別のアカウントは「いやぁ、吉沢亮 蚕ダンスもかわいかった 来週も見るよ!」と、蚕と吉沢さんの両方に満足したとしている。
番組では養蚕シーンの1つとして、幼き栄一が歌を歌いながら蚕に桑の葉を与えるシーンがあったが、その際、CGと思しきおびただしい数の蚕が歌に合わせて踊っており、非常に印象的なシーンとなっていたのだ。
「蚕のシーン。ホラーかと思った」
ただ、これら蚕が映るシーンに対しては、上記のものとは真逆の反応も。あるツイッターアカウントは「大河ドラマ青天を衝け、蚕のシーン。ホラーかと思った...面白かった? いや、怖かったよ...蚕だよ?」と、戦慄を覚えたとツイート。また、別のアカウントは「虫キライだと完全アウトだよね」とツイート。さらには、「蚕たちが人間の歌に合わせて踊るってなかなかサイコなシーンだな...」と、「蚕」と「サイコ」で韻を踏みつつその不気味さを表現するアカウントもあるほどだ。
ただ、当該のシーンについては「青天を衝け 踊る蚕様はまるでディズニー」と、演出がディズニー映画のようであったと喜ぶ声も。これら、「蚕の姿を喜ぶ声」「蚕の姿に戦慄したとする声」「蚕そのものは問題ないが、踊る姿に恐怖を覚えた」「踊る姿も良かった」といったさまざまな声が上がった第1回は、まさしく、お蚕様が持って行った放送回と言えるだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)
放送開始前に、子ども時代を演じる皆さんをあらためてご紹介します!#吉沢亮 さんが演じる #渋沢栄一 の少年時代を演じるのは、 #小林優仁 くんです。#青天を衝け #第1回#栄一目覚める pic.twitter.com/5qdIDpL9pb
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」2/14スタート! (@nhk_seiten) February 14, 2021