「震度6強」宮城・福島の地震は東日本大震災の余震 10年たってもまだ続く

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   宮城県や福島県で最大震度6強を観測した、2021年2月13日夜の地震。気象庁によると、2011年3月11日の東日本大震災の余震とみられるという。

   来月には震災から10年となるが、今も大きな余震が続いているようだ。

  • 福島県国見町などで震度6強(気象庁公式サイトから)
    福島県国見町などで震度6強(気象庁公式サイトから)
  • 福島県国見町などで震度6強(気象庁公式サイトから)

2016年には仙台港で144センチの津波観測

   気象庁の2月14日未明の発表によると、13日23時7分ごろに福島県沖で発生したマグニチュード(以下M)7.3の地震により、宮城県の蔵王町や福島県の国見町、相馬市、新地町で最大震度6強を観測した。

   この地震は、東日本大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられるとして、「揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意」するように呼びかけている。

   発表によると、M4.0以上の余震は19年3月11日から20年3月11日までの1年間で175回発生。震災前、01〜10年の地震の年間平均発生回数は138回で、「地震回数の多い状態が継続している」と分析している。

   これまでも、東日本大震災の余震で規模の大きかったものは何度か起きている。震災から1か月未満の11年4月7日に、宮城県沖でM7.2の地震が発生。宮城県栗原市などで震度6強を観測し、死者4人の被害をもたらした。12年12月7日には東北地方の三陸沖でM7.3の地震が発生し、死者が1人出た。

   16年11月22日には福島県沖でM7.4の地震が起き、福島県白河市などで震度5弱を観測。福島県や宮城県に津波警報が発令され、仙台港で144センチの津波が観測された。この時には21人が負傷している。

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