にじむそれぞれの「プロ目線」
フィールドは違えど歌・ダンスのパフォーマンスを保ってきた2人のプロ目線も伝わるやりとりも。今なおステージ上でパフォーマンスを保ち続けるコツをリスナーから聞かれたのっちさんは「疲れやすくなったけど、上手い力の抜け方も覚えてきた。ここは力が抜けて、ここはバキっと決めて、とバランス取れるようになってきて」と話す。
一方、鞘師さんに踊ってほしいPerfumeの曲という話題になると、のっちさんは「edge」を推す。「バキバキに硬く踊る曲で、めちゃくちゃクールなのを力強く踊ってみてほしい」と話す一方、鞘師さんは
「ユーロビートというかユラっと踊れるような曲でもあるなと思うんですけど、それをバキバキ踊るっていうのが格好いいなと思うんですよね」
「曲の感じとダンスのアンバランスな調和が、やってみたいなと思いました」
と答えてそれぞれのアーティストとしての感覚を見せた。モーニング娘。時代に鞘師さんがテレビ番組の企画で小田さくらさん・石田亜佑美さんと踊ったことがある「Cling Cling」のパフォーマンスも、鞘師さんは踊ってみて「3人でも多少なりとも背格好が異なったりするので、高さとか角度とか...やっぱ大変だなって思いました」と振り返るなど、フランクなトークの中にプロ目線がにじむ。
一方で、のっちさんはPerfumeとして続けてこられた3人の関係を「優しい。悪いところも許容できる関係性」「誰も『終わりにしよう』って言わないで、続けようって決断を続けてたから」と回顧していた。ファンにとっては少しも聞き逃せないようなアーティストとしての意識や、微笑ましい思い出話で盛り上がった前半回。広島から世界に巣立った2人は、2月13日放送回もどんなトークを繰り広げるのだろうか。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)