「女子けんこう部」、なぜ平仮名を使った? 東京都の企画意図を担当者に聞いた

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「平仮名の方が目立つ」「特別な意図はありません」と説明

   もっとも、女子けんこう部について、好意的に受け止める声も多い。「馬鹿にしてる印象は受けなかった」「これの何処が女性軽視に繋がるの?」「女子健康部だと漢字が並んでしまう」「これ読み易くていいと思う」などと企画を擁護する書き込みが見られた。

   平仮名を使うなどしたわけについて、都の健康推進課長は2月12日、「正直に言いまして、大きな理由はなく、平仮名の方が目立つかなと考えました」とJ-CASTニュースの取材に説明した。

   女性をバカにしているといったツイッター上の批判については、こう説明した。

「そんなことはまったくなく、ネット上で言われていることに驚いています。平仮名は、デザインのようなもので、特別な意図はありません」

   健康推進課には、女性職員がたくさんいるとして、男性主体の企画であることは否定し、課長自身も女性であることを強調した。

   企画の取り下げや表現の修正をすることについては、考えていないとしている。2021年度以降も内容を拡充したいとも明かした。「男子けんこう部」を作る予定は今のところないという。

   なお、今回の企画は、「女性の健康週間」と国が定めた3月の第1週に合わせたものだとした。「若い方の中には、健康問題を自分のことではないと考える方がたくさんおられます。女性のヘルスリテラシー向上に向けて、自らの意識づけに役立ててもらい、行動を変えることにつなげたい」とその趣旨を話した。タレントのトリンドル玲奈さん(29)や藤井サチさん(23)が、インフルエンサーとしてインスタグラムで女子けんこう部のPR活動をしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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