在東京スペイン政府観光局の公式ツイッターアカウント(@SpainInJapan)が、何者かに乗っ取られる騒ぎがあった。
同局の担当者は2021年2月12日、J-CASTニュースの取材に対し事態を認め、すでにアカウントの制御は取り戻したと説明。本国の観光局ツイッターも、乗っ取られている間に、不審なダイレクトメッセージが一部ユーザーに送られた可能性もあるとして注意を呼び掛けている。
今後の運用については本国の観光局と相談中
ツイッター社は、著名人など世間の関心を集めるアカウントが本物であるとの目印として、認証バッジを審査のうえ付与している。バッジが与えられると、アカウント名の横に青のチェックマークがつく。在東京スペイン政府観光局公式アカウントもこのバッジを取得している。
しかしこのアカウントが乗っ取られてしまった。
この件について注意を呼び掛けたツイッターユーザーの投稿によると、乗っ取られたアカウントは、ツイッター社の「サポートチーム」を名乗り、「24時間以内にリンク先に回答しなければアカウントを停止する」といった趣旨のDMを送っていたという。
これについて、本国スペインの観光局公式アカウントはリプライで、アカウントが乗っ取られてしまった旨を説明。「ご不便おかけして申し訳ございません(原文は英語、編集部訳)」と謝罪した。またこのアカウントから送られてくるDMなどに、自身の情報を入力しないよう呼び掛けている。
また在東京スペイン政府観光局の担当者は、J-CASTニュースの取材に対してこう述べた。
「乗っ取られたことが発覚してから、ツイッター社に連絡をして措置を取りました」
すでにアカウントの制御は取り戻しており、ツイートを非公開にしており、今後の運用については本国の観光局と相談中だという。また再発を防止するために、今後はパスワードを複雑にするなどセキュリティ面の強化に取り組むという。
「ハッカーの方から送られてきたDM類でご迷惑をおかけしていることになりましたら、大変申し訳なく思っております。アカウントを再開するにあたりましては、これからはセキュリティの保護について厳しく管理をしていきます」
Hi! Our Japan Twitter account has been compromised. Please, do not answer or introduce your data in the link provided on that DM or any other send from that account. Sorry for the inconvenience.
— Spain (@spain) February 11, 2021