浜崎あゆみ「有言実行」の紺綬褒章 25年前に明かしていた慈善活動への思い

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東日本大震災、そして、熊本地震の際にも...

   今をさかのぼること10年。2011年に浜崎さんは東日本大震災発生を受け、日本赤十字などに計3500万円を寄付。他にも、全国ツアーでチャリティーTシャツを販売するなど、被災地への支援活動を行っていたのだ。また、2016年の熊本地震の際には、炊き出しへの参加はもちろん、支援物資の振り分け作業を行うことを表明し、その作業をスタッフに指示するなど、寄付以外の面でも被災地支援を実施。これら、寄付行為に留まらない慈善活動はファンから高い評価を受けていたのだ。

   さらに、これらの行動は決してその場その場での思い付きではなく、本人の確固たる信念で行われている点も注目すべき点だ。1995年に発売された浜崎さんのイメージビデオ「Ayumi Hamasaki Special」で、まだエイベックス入りする前の浜崎さんは、「夢」というトークコーナーで将来の夢について語っているのだが、そこで慈善活動について語っているのだ。

   その内容は、

「今のこの年で、そういう福祉のこととか言うのはね、あんまり好きじゃなくて」

「私が今の時点で、ボランティア活動をしようとして募金箱を持って道に立ったとしても、『何やってんだ、こいつ?』『本当にこれを送るのか?』って、たぶん思われちゃうと思うのね。だから、そういうのすごい悔しいじゃない?」

「(でも、自分が有名になった後なら)『浜崎がやるなら、ちょっと手伝ってみよっかな』ってね、思ってくれる人が、出てくるんじゃないかなーと思ってる」

と、現時点では無理でも、将来的には自らの知名度を生かして慈善活動を行っていきたいというものだった。まさに、大物歌手となって以降、その言葉通りに慈善活動を展開してきた浜崎さんだが、今回の受章はまさしく、その活動が広く人々から認められたがゆえの受章と言えるのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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