1期生がいなくなるのを機に「どんどん新しいことを」
―― 珠理奈さんはこれまでSKE48の顔としてグループを背負ってきた面があったわけですが、今後はその役割を後輩メンバーにバトンタッチすることになります。「Black Pearl」では「周りからの批判や反対のようなものを跳ね返して何度でも立ち上がれ...」というコンセプトを掲げていました。「後輩には、こういう風に頑張ってほしい」「グループ全体が、こう発展してほしい」といった思いがあれば、お聞かせください。
松井: 何を伝えたいか...、そうですね、SKE48は(自分の卒業で)1期生がいなくなります。初期メンバーがいなくなるのをきっかけに、どんどん新しいことをやっていってほしいと思います。SKE48の12年の歴史の中で色々なことをやってきましたが、それでも今までやってこなかったこと、新鮮なことを、見てくれている方や世間の皆さんは求めています。アイドルに限らず、芸人さんや、さまざまな業界でそうだと思います。SKE48が諦めないようにいろいろなことに挑戦して、その挑戦する姿で皆さんにパワーを与えてほしいと思います。
―― 20年2月7日に卒業発表した直後の動画配信番組では、「本当に丸っきり生まれ変わって、SKE48第何章かもう分からないけど、やってほしいなというのはすごく思った」と話していました。これまでの取り組みの枠にとらわれることなく、活動の幅を広げてほしい、という意味ですね。
松井: みんないろいろなことに挑戦してほしいというのはもちろんですが、個々のメンバーが強くなってほしい、という思いがあります。それぞれが何か得意なことや特技を増やして、アイドル活動以外の分野でも戦えるようなもの、武器を身につけてほしいです。例えば(古畑)奈和ちゃん(24)だったらサックスが吹けるとか...。自分の特技を生かしたお仕事ができると、まだSKE48を知らない人にも知ってもらえるきっかけになるかと思います。