両作品で長谷川さんが倒したのは、共に、「巨大な敵」
これら、主演俳優が同じだけで全く違う内容の作品であるにもかかわらず、「麒麟がくる」を見たことで「シン・ゴジラ」を思い出してしまった視聴者が続出したわけだが、それは、これらのシーンに加え、「長谷川博己が巨大な敵を倒した」という点が共通しているからではないだろうか。最終回では光秀が信長に対し、「殿は変わられた。戦のたびに、変わってゆかれた」と詰め寄るシーンがあったが、それは、初心を忘れ、いつしかモンスターと化した主君を討たねばならなくなった光秀と、それこそ「巨大不明生物」たるゴジラを倒した矢口が重なる、という見方もできるかもしれない。
そう考えると、長谷川さんは視聴者から「救世主たること」を期待されている俳優と言えるのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)