野球評論家・張本勲氏(80)が、2021年2月7日朝放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に出演。現在行われているプロ野球春季キャンプでの各球団のトレーニング法について持論を展開した。
「悪くないけどね、何のプラスにもならないよ」
番組では、読売ジャイアンツの2軍キャンプの様子を紹介。そこで、若手選手がスイングとバーベル上げを交互に行うという一風変わったトレーニングを実践していた。
この映像を見た張本氏は、
「悪くないけどね、何のプラスにもならないよ」
とばっさり切り捨てた。「実戦はバットとボールだからね。鉄アレーとかは筋力強くするためにやるんだろうけど、余計なところに筋肉がつくとバットの振りも鈍くなる」と説明。張本氏とともにリモートで出演していた野球解説者の堀内恒夫氏も「その通りですね」と賛同した。
さらに、番組では埼玉西武ライオンズの2軍キャンプの映像も。2020年のドラフト会議の1位指名・渡部健人内野手が行う練習も紹介された。渡部選手が実践していたのはフットワークで、ステップを踏みながら足し算と掛け算の簡単な計算を行うというトレーニングだ。脳と身体を同時に動かし、瞬時の判断力や対応力を養う目的だという。
これについても意見を求められた張本氏は「(役に)立たないね」と話し「渡部はそんなことより体を絞ってやせなきゃ」とした。
「張本さぁん...楽しい意見、言ってますね〜」
元・巨人投手でMLBも活躍した野球解説者の上原浩治氏は、この「サンデーモーニング」の放送を見ていたようだ。21年2月7日午前に自身の公式ツイッターを更新し
「張本さぁん...楽しい意見、言ってますね~」
と苦笑いするような顔文字をつけて書き込んだ。
「楽しい意見」の真意は不明だが、張本氏の発言に何か思うことがあったのだろうか。