大手メディアは信用できない
動画制作には相応の時間をかけているという須田さん。主な情報源は?
「ネット上の信頼できると判断したサイト、メルマガ、動画などを毎日一通りチェックします。動画もサイトも何十と見ますし、登録して事実を検証してきた中でごくわずかに残っているメルマガを日々見て、自身の考え方とその内容が合うか吟味しています」
米大統領選では、『国際情勢 メディアが出さないほんとうの話』などの著書がある元共同通信のジャーナリスト・田中宇氏のブログや、法輪功系メディア「大紀元」は重宝したという。
新聞社、テレビ局といった大手メディアの報道はめったに見ない。「多くの人がテレビよりユーチューブを見ており、私の周りでもかなり増えてきました。最近は見るとしたらせいぜい娯楽番組とかその程度ですね」
背景には、根強いメディア不信がある。「私が今勤めている会社もマスゴミ側ではありますが」と自虐しつつ、「今思えばですが、ユーチューブを始めたころはそれほどでもなかったと思います。ただユーチューブを始めだすと、自分で情報収集するものですから、それと事実を照らし合わせていくにしたがって徐々にマスコミは嘘ばかり言っている傾向が見て取れるようになりました。自分で調べてみるとネット上にある情報がテレビと真逆だなと、どっちが正しいのか深く調べると結局ネットの方が正しそうだなと」
例として、抗がん剤の有効性を挙げた。標準治療である抗がん剤治療を否定し、医学界から猛反発を受けている医師を引き合いに、氏の主張とメディアの報道がかけ離れているため、「我々が本当に入手したい情報とメディアが提供している情報にはかなりの乖離がある」といぶかる。