他のメディアで「全てのストーリーを満喫頂ければ...」
一体なぜ、「大幅省略」になってしまったのか。2月3日、J-CASTニュースがエクシングの広報担当者に話を聞くと、次のように説明した。
「2~3時間程度のルーム利用時間の中で楽しんで頂ける形として企画しました。本来であれば、作品は全話通してご覧いただけるのが一番良いのですが、カラオケは時間制限のある中でお楽しみいただくレジャーです。この中で『フランダースの犬』をご覧いただくために有効な対応だと考えました」
動画配信サービスにおける『フランダースの犬』の全52話の配信時間は、合計で約23時間30分にのぼる。緊急事態宣言が出されている地域ではカラオケ店が「時短営業」となっている中、これだけの長さを「一気見」するのは現実的ではなさそうだ。
しかし、ツイッター上では「間のストーリーあってこそ」「物語は積み重ねも大事」といったように、作品を配信するのならば全話流してほしい、という声も聞かれている。広報担当者はこうした声を「認識しております」としつつ、次のように語った。
「『みるハコ』での配信をきっかけに『フランダースの犬』を思い出していただいたり、知っていただいたりすることが出来ればと考えております。ネロとパトラッシュの衝撃的な出会いが描かれた第1話から、何度観ても涙が止まらない感動の最終話へと繋がる中間のストーリーへも興味を持っていただき、興味をもたれた方が、他の媒体にて全てのストーリーを満喫頂ければ幸いです」