「タイツの着用は認めるが、レギンスは認めない」。熊本日日新聞が2021年2月5日、県内の一部小学校に存在するというルールについて報じた。
この報道を受けてネット上ではルールについて疑問の声が上がる一方、そもそも「タイツとレギンスの違いがわからない」と悩む人も多いようだ。
「名前が違うだけかと思ってた...」
「『タイツOK、レギンスはダメ』 なぜ? 小学校独自ルール 保護者に戸惑い 」と題した熊本日日新聞の記事によれば、レギンスは肌が一部露出することもあるため、防寒用としてはそぐわないとの理由をあげる学校もあるという。こうした報道に、ネット上では首をかしげる人が続出している。
「あら探ししたような理由だね。それ言ったら冬季はスカート、ショートパンツ禁止じゃないとおかしいでしょ。肌が出てたら防寒にならないって」
「未だにこんなこと言ってる教育現場に呆れます」
「私的にはレギンスを履いて靴下の方が着替えがしやすいと思うんですが」
すでに一般的に流通しており、防寒用としても浸透しているアイテムを縛るルールに対し時代にそぐわないとする声があがっている中、「そもそも、タイツとレギンスって何が違うの?」とするコメントも目立つ。
「タイツとレギンスの違いがわからないおばあさんです」
「タイツとレギンスって同じもので名前が違うだけかと思ってた...」
「レギンスとタイツって同じじゃないの!?って言うおじさん達!おれも仲間だよ!」
レギンスの特徴とは?
レギンスとタイツの違いは何なのだろうか。
2009年11月13日の毎日新聞夕刊「レギンス、パギンス、デギンス?『脚カワ』でキメる」では、レギンスについて2006年頃に流行し始めたアイテムだとして、
「厚めのタイツの足首から下がない形のもの。『スパッツ』と言えば、想像がつく人も多いかもしれない」
と書いている。つまり、タイツの中でも一部の特徴をもつものを、レギンスと呼ぶわけだ。
足首から下がないレギンスは靴下の取り替えが容易であることや脱ぎ着のしやすさから、おしゃれアイテムとしてだけでなく機能面を重視して着用する人も増えている。
また、タイツからつま先とかかと部分を切り取った、タイツとレギンスのちょうど中間のようなデザインのものは「トレンカ」と呼ばれる。
「んー、トレンカはどっちになるんだろ?ww」
「だれかトレンカを履いていって怒られるかどうか確かめてほしい」
「この手の履物ってのはストッキング、タイツ、レギンス、トレンカ、スパッツ、股引、ぱっち、猿股とあって......」
ネット上では、「細かすぎる」とも言えるルールについてネタにする投稿も多いようだ。