ジュニアスポーツの「見たいけど」を解決したい! 家電メーカーが挑戦する未来「カデン」開発秘話

提供:Game Changer Catapult

思い描く世界観を共有して生まれる「カデン」

   現在、チームのメンバーは、2021年3月に控える社内の最終プレゼンに向けて準備を進めている。ひとつの山場になるのは2月15、16日にオンライン開催されるイベント「TOAワールド・ショーケース東京2021」への出展だ。ここで「Spodit」を初めて一般の人にも公開するとともに、参加者からも意見をもらって、さらなるサービス向上をめざす。

   また、事業化に向けて、チームのメンバーは、近く実際にカメラを使って撮影して、映像編集に至るまでの実証実験を行う予定だ。その際、ジュニアチームの協力に加え、大会運営や試合情報共有サービスなどを手がける企業とのコラボレーション(協業)で進めていく。協業にあたって岩山さんは、「世界観」が共有できるかどうかが大事だと考えている。

「協業するパートナーに対して自分の思いを語るだけでなく、相手もどんな夢やビジョンを描いているか、お互い素直に話して共有することが大切だと思っています。ですので、コラボレーション相手との対話には、時間をかけるようにしています。お互いの理解や共有ができていなければ、よいサービスにならないからです。途中でサービス内容が変わり、おもしろみのないものになってしまうかもしれませんしね。今回、自分の思いを話して、仲間を集めることが大事だと学びました。これから予期せぬ困難があっても、みんなで『楽しいよね』という思いをもって走り続けていきたいです」(岩山さん)

   そう言ってほほ笑む岩山さん、メンバーの皆さんの情熱によって、「世界を変える」日は間近に迫っている。



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