議員文通費で「帝国ホテル122泊を予約」 丸山穂高氏「炎上覚悟」で問題提起

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「衆議院のルールには従います」

   この丸山氏の問題提起については、4000件以上もリツイートされる反響を呼び、様々な意見が寄せられている。

   「実際に示して、国民の議員特権への反感を買うことに意味がある」「他の議員はもっと酷い使われ方をしているかも」「ほんと、文通費は見直してほしい」と理解を示す声のほか、「でもこれって私達の税金ですよね」「結局そのお金使って良い思いしてる」と指摘する向きもあった。

   著名人らも反応しており、脳科学者の茂木健一郎さんは2月3日、「丸山穂高さんは、自爆しているようでいて、結果として構造的な問題を明らかにしていますね。アジャース」と支持するツイートをした。一方、タレントのフィフィさんは、「議員として制度を変える様に働きかける方法には疑問がある。『ホテルに泊まって応援』って血税ではなく自腹でした方がいい」と疑問を呈した。

   丸山氏は4日、J-CASTニュースの取材に対し、税金を使うことへの批判については、次のように反論した。

「文通費は、議員の歳費と同じ口座に振り込まれており、これでは自費で支払うのと一緒でしょう。他の議員が使い道をオープンにしていませんので、それを変えようと思っています」

   2020年3月には、自民党の山本朋広衆院議員が議員宿舎でなく都内のホテルに146泊していたことが問題視され、宿泊費を返納する意向だと報じられた。当時は防衛副大臣をしており、防衛省から費用が出ていたため、丸山氏は、「防衛省の中の話ですので、その件とは違うと思います。炎上や批判は覚悟していますが、衆議院のルールには従いますので、問題だとは考えていません」と話した。

   議員宿舎はどうするのかについては、こう説明した。

「月額13.8万円という格安の宿舎なので、住み続けようと思っています。帝国ホテルの方は、コロナ対策として、事務作業のための仕事用にすることも考えています。住むかもしれませんので、使い方については、まだ決めていないです。いいようにやろうと考えています」

   衆議院の広報課は4日、「個別議員の支出については、こちらで把握しているわけではないので、いい悪いは判断しておらず、お答えできかねます」と取材に答えた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

1 2
姉妹サイト