2021年2月3日に放送されたラジオ番組「編集長 稲垣吾郎」(文化放送)の内容がSMAPファンの間で話題だ。
この日、冒頭部分では「何年も前を通り過ぎるだけのカフェに、意を決して入ってみた」とするメッセージを紹介。これに対し、番組パーソナリティーを務める元SMAPの稲垣吾郎さん(47)は当該エピソードについて、「これ、分かるなー。分かる!」と、理解を示しつつ「どうしても入りづらい店ってあるよね。カフェに限らず」と明かしながら自らの類似のエピソードを披露したが、その内容が実に味わい深いとの評価が上がっているのだ。
「趣味にまっしぐらな方がやってるイメージだよね」
確かに、常連がひしめいている店というのは、それこそ、「一見さん」にとっては実に敷居が高いもの。稲垣さんにとってもそれは一般人とは変わらないようで、放送中、稲垣さんはこれまでの人生ではそのような店には最初は入店をためらいつつも、今や自身がその店の常連になってしまったという例がいくつかあると紹介。加え、「面白いのは、(専門的な店の店主は)僕に気付かない。(来店)2、3回(目までは)。趣味にまっしぐらな方がやってるイメージだよね」と指摘した上で、先日体験した「面白エピソード」を明かしたのだった。
稲垣さんが入店したのはフィルムで撮影するクラシックカメラの専門店。これまでに2回入店しており、その日が3回目だったというが、その際に、「もしかして、SMAPの方ですか?」と尋ねられたというのだ。これに対し、稲垣さんは「あ、はい」「いや、まあ、元なんですけど」と謙遜しつつ、その素性を認めたと明かしたのだった。
稲垣さん曰く、その店の店主の年齢は72歳とのこと。年齢を知ったきっかけは、本人が1940年代のカメラを手に、「生まれ年が同じなんですよ」と明かしたことだったという。
国民的アイドルグループだった稲垣さんに対して、「もしかして、SMAPの方ですか?」と、断定調ではない聞き方で尋ねてくるところからして、それこそ、その店の店主は稲垣さんが言う通り、「趣味にまっしぐらな方」なのだろう。しかし、この後、稲垣さんはその店主の態度に驚かされることになったのだという。