ベビーカーを押して電車を降りるときの危険について、京王電鉄がポスターで注意喚起したところ、ツイッター上で紹介されて大きな反響を呼んでいる。
「車掌目線で失礼します」。このポスターの文面は、こんな前置きから始まる。
「電車を降りるときは保護者の方が先に」
「ベビーカーの前輪がサッて出てくるの・・・実はヒヤッ!とするんです」
最後の言葉を黄色いマーカーで強調して、前輪が電車とホームの隙間に挟まってしまった写真をアップにして紹介している。
つまり、ベビーカーを押して前輪から電車を降りようとすると、脱輪する危険があるというのだ。
前輪から降りると、車掌から見づらく発見が遅れることもあるとして、「電車を降りるときは保護者の方が先に降りると安心安全です」と、そんな仕草の写真も載せて参考にするよう呼びかけている。
会社員で育休中だという「ゆん(@11m@yun02yun20)」さんが2021年1月30日に、このポスターの写真をツイッターに投稿した。ポスターは、東京都内の井の頭線の駅などに貼られていた。
ゆんさんは、夫が以前、電車でベビーカーを前輪から降ろして危ないと感じたことがあったといい、公的機関に情報を出してもらうとありがたいと感想を書いていた。
このツイートは、大きな反響を呼び、7万件以上もの「いいね」が付いている。様々な感想のほか、自分や家族などが前輪から降りようとして危ない場面に遭遇したといった体験談も次々に寄せられている。
ゆんさんも2月2日、J-CASTニュースの取材に対し、過去にヒヤッとした場面を見たことがあると明かした。