ヨドバシは、「販売の予定もありませんでした」と説明
ヨドバシカメラがPS5をゲリラ販売しているとの情報は、以前からツイッター上などで流れていた。
1月22日にヨドバシ横浜に行ったという「まさき(@makkyamaenbo)」さんは、取材に対し、この日15時30分にPS5のゲリラ販売に遭遇したと明かした。
ツイッターで販売開始の一報を見て、店内の別の場所から10分ぐらいで移動した。店員の指示で順番に並ぶと、すでに78番目になっていたという。ヨドバシのカードを持つ人を対象に、整理券を配っていたそうだ。
店は、転売に神経を尖らせており、まさきさんは、この様子を伝える動画も1月30日に投稿している。店員が商品名を聞いて言えなかった女性客に対し、「誰かに頼まれて並んでいる方や転売目的の方は、ご遠慮いただいている」として、列から離れるように促しており、ツイッター上で拡散して話題になった。
ゲリラ販売などについては、その是非を巡って、論議にもなっている。
「買う側に問題があるからこうなる」などと店を擁護する声も出る一方、「そんな売り方をしたら混乱が起こる事を何故予想できない」「ネット抽選で引き換えにしろよ」との意見も書き込まれていた。
ヨドバシカメラの広報担当者は2月1日、Akiba店でカウンターに人が殺到した騒ぎについて、取材にこう答えた。
「PS5を店内で販売したり整理券を配ったりするという告知はしていません。販売の予定もありませんでした。お売りするPS5はありませんとアナウンスする前から集まっていました。なぜ人が集まったのかは分かりませんが、うわさか何かで勘違いしたのだと思います」
警察は、ヨドバシ側が呼んだわけではないという。
Akiba店では、1月1日の元旦にPS5を店頭で販売したが、ゲリラ販売だったかは確認していないとした。他店でのことなども含め、詳しい状況は答えていないとしている。
なお、商品名を言えない客を排除したかについては、何も情報を聞いていないという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)