全国で「ゴゴスマ」流さないのは5局だけ
自社制作番組を打ち切って「ゴゴスマ」を流す局もある。熊本放送(RKK、熊本市)の「ウェルカム!」(19年春終了)、RSK山陽放送(RSK、岡山市)の「情報マルシェ 3時のおやつ」(20年春終了)などだ。テレビ局の経営環境が悪化する中、コストを削減する狙いがあるとみられる。
これはRKBやMBSも例外ではなかった模様で、「今日感テレビ」は20年9月に打ち切り、「ちちんぷいぷい」も21年3月での放送終了が決定している。どちらも後番組として「ゴゴスマ」を流し、その後の時間帯には、それぞれ「タダイマ!」(RKB)、「よんチャン TV」(MBS)を放送する。
両局、特にMBSにとっては、歴史がある時間帯の自社制作を断念する事態だが、MBSの三村景一社長は1月20日に開いたオンライン会見で、
「(TBS制作の)『ひるおび』からの生放送の流れをしっかりと受けとめ、系列局の力を結集したタイムテーブルを実現する」
とコメントしている。
21年3月以降も「ゴゴスマ」を流さないのは、全国に28局あるTBS系局のうち、青森テレビ(ATV、青森市)、テレビユー山形(TUY、山形市)、信越放送(SBC、長野市)、長崎放送(NBC、長崎市)、琉球放送(RBC、那覇市)の5局のみだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)