鉄道好きの私が「ムーンライトながら」にあえて乗らなかった3つの理由

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なぜ「ムーンライトながら」に乗らなかったのか

   炎上覚悟で申し上げると私は「ムーンライトながら」に乗車したことはなく、また「乗ろう」と思ったこともない。ここでは乗車しなかった理由を書いていく。

   1つ目に「ムーンライトながら」に使われている車両である。2013年度冬期から1980年代にデビューした国鉄型特急車両185系が使われてきた。40年選手ということもあり、走行音やリクライニング度を考慮すると快適度は劣ると予想する。

   2つ目は深夜帯であっても消灯しないことだ。東京~大阪間を走る格安高速バスでも消灯する。快速列車という性格を考えると消灯しないのも致し方ないだろう。

   3つ目は上記の点を考慮するとコスパに合わないということだ。いくら「青春18きっぷ」を使って神戸から東京まで5000円台で深夜に移動できると言っても、翌日の疲労度は半端ではないだろう。そう考えたら、地元の神戸空港から羽田空港まで7000円台で移動できるスカイマークの方がコスパがいいような気がする。

   とは言っても「ムーンライトながら」でしか味わえない旅情もあっただろう。「廃止」と聞くと「一度は乗ってみたかった」と考えるのは筆者のワガママでしかない。

(フリーライター 新田浩之)

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