感染対策をしてきた東京都大田区内の飲食店に「時短を守っていない」といった内容の手紙が届いていたと区議がツイッターで報告し、店への同情の声が相次いでいる。
なぜそんな手紙を書いたのかは不明だが、テイクアウト販売なども含めて、時短営業には誤解もあるようだ。
「警察・東京都・マスコミなどへ通報させて頂きます」
「近隣住民による有志です」。匿名の手紙には、冒頭にこう書かれていた。
この手紙が大田区内の飲食店に投函されたと2021年1月28日に写真付きでツイートしたのは、伊佐治剛区議(42)だ。
手紙は、A4判ぐらいの紙に文面が印刷されており、緊急事態宣言中の都内で時短の貼り紙をしている店を見回っているとあった。
記載の時間を超えて営業していることを複数回確認した場合に手紙を出しているといい、次のように注意を促していた。
「残念ながら複数の店舗が、張り紙を掲示しているにもかかわらず、シャッターなどを閉め営業を続けています。
このまま改善されないようでしたら、警察・東京都・マスコミなどへ通報させて頂きます。
その際、証拠写真なども添えさせて頂く予定です」
伊佐治区議は、テイクアウトの注文でこの店に行ったところ、店のオーナーからこんな手紙が来たと悲痛な声を聞いたと明かした。オーナーは、様々な感染対策を真面目にやってきたといい、こんな手紙を受け取ったオーナーの気持ちを考えるべきだと、伊佐治区議は憤っている。
この投稿は、2万件以上も「いいね」が付き、店を気遣う声が次々に寄せられている。