朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の2021年1月28日の放送で、お笑い芸人のケンドーコバヤシ(以下、ケンコバ)さんが「今年、絶対に流行るマンガ」をプレゼンした。
漫画をテーマにした冠番組「漫道コバヤシ」(フジテレビONE)を持つなど、芸能界きっての漫画好きとして知られるケンコバさん。そんな彼が紹介したのは、「呪術廻戦」と「怪獣8号」の2作だった。
「もっと他に紹介するところあるでしょ」
まずケンコバさんが紹介したマンガは、芥見下々さんの「呪術廻戦」。連載誌である「週刊少年ジャンプ」(集英社)の中でも大きな注目を浴びる人気作だ。人の負の感情から生まれる「呪い」の化け物と「呪術師」たちの戦いを描く。
ケンコバさんのおすすめポイントは個性豊かなキャラクター達。主人公はもちろん、その同期や師匠も紹介した。しかし一番気合を入れて紹介したのは、メインキャラとは言い難い「東堂葵」だ。
東堂葵は、主人公の通う「東京都立呪術高等専門学校」の姉妹校に通っている。高い実力はあるものの傲慢で粗暴な性格であるために、敵味方両サイドから「厄介者」とみなされてしまう癖の強いキャラクターだ。ケンコバさんは彼と好みの女性のタイプが近いことなどから、愛着を持っているようだ。
この熱烈な「東堂」推しの「呪術廻戦」プレゼンに、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜さんは「独特のところ切り取りすぎていて、ちょっとまだよく分かっていないところもあるんですけれども」と困惑。ケンコバさん本人も自身のマンガ紹介について、「他のファンからも『もっと良いところあるだろう』と言われる」と振り返った。
一方で、SNS上では「ケンコバ東堂好きなの?握手しよ」、「ケンコバが東堂さんをプッシュしてるのとても好きだしとても分かる」という好感触なコメントも寄せられていた。