元自民党衆院議員で弁護士の早川忠孝氏のブログをめぐり、「無神経過ぎる」などとインターネット上で批判が集まっている。
ブログでは、新型コロナウイルスのワクチン接種の調整役を務める河野太郎・行革担当相ら3人について「KKKチーム」と形容していたが、「KKK」は米の白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」の略語として知られる。「KKK」の箇所はのちに訂正された。
「まさにKKK3人組、Kチームが出来上がった」
「まだどなたもKKKチームについて言及されていないようなので、私が口火を切ることにする」
問題のブログは、こんな刺激的な言葉で始まる。2021年1月24日に「KKKチームの活躍に期待してもいいかな」とのタイトルで公開された。
河野太郎・規制改革担当相がワクチン担当相に任命されたことに言及し、「ひょんなところから河野太郎氏を中心とするチームが出来たようだ」と考察。他のメンバーは小泉進次郎環境相、小林史明衆院議員の2人で、3人の名前の頭文字を取って「まさにKKK3人組、Kチームが出来上がったということだろう」と言及した。
このチームが一定の成果を挙げれば、支持率にも直結するとして、「KKKチームの発足は、菅さんにとっても自民党にとってもプラスになる」と期待をにじませている。
このブログは当初は注目を集めていなかったが、ニュースサイト「アゴラ」で25日、「ワクチン配布、自民KKKチームの活躍に期待」と題して転載されると、SNS上で広く拡散した。
「KKK」という言葉は、米の白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」の略語として知られるため、読者からは「無神経過ぎるネーミング」「知らなかったでは済まされない」と違和感が噴出している。