コスプレ活動を委縮させることは望んでいない
それでは内閣府の担当者は現在、「コスプレを安心して楽しむことができる環境」についてどのようなビジョンを抱いているのだろうか。
「コスプレイヤーと著作権者が安心できる状況はどういう状況であるかは、現状をよく掘り下げないと分かりません。最終的に目指すのは、不安定でグレーに見える状況が整理されて、携わる人々が安心できる環境です。ルール化や法改正など、何かを前提に検討しているのではありません。皆が納得できる環境が作られることを目指していきます」
担当者は、コスプレ活動を委縮させることは望んでいないと強調する。そして、コスプレイヤーや著作権者が望む環境を明らかにするために、ヒアリングを行っているとのことだった。
「この分野は、著作権者も大事なプレイヤーなので、アニメ、漫画、ゲーム業界などできるだけいろんな方面の著作物を持っている業界へのヒアリングが中心となっています。
またコスプレイヤー側の話についてはえなこさん、『著作権』という分野については弁護士の方にもお話を聞いていきます。また一般のコスプレイヤーの方々一人一人に話を聞くことは現実的には難しいので、弁護士の方々にはどういったトラブルや、問い合わせが寄せられているのかという点も聞いていきます」
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)
【#知的財産】
— 内閣府 (@cao_japan) December 10, 2020
昨日、#えなこ さん(コスプレイヤー)の #クールジャパン・アンバサダー 任命式を開催しました。任命状は井上大臣が視察した佐賀県の #名尾和紙 です。えなこさんには日本の魅力や文化を世界に発信していただくことを期待しています。https://t.co/1Wc9ELrVpo pic.twitter.com/eiuXKPRCqK