田中将大、楽天復帰して「大リーグ再挑戦」できるのか 木田優夫と岡島秀樹のケースを見ると...

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   メジャーリーグのヤンキースからFAとなっている田中将大投手(32)の去就が注目されている。ヤンキースとの再契約を含めてメジャー残留の可能性を残しつつ、日本復帰も選択肢のひとつとなっている。田中はいかなる決断を下すのか。その動向に日米のプロ野球ファンが注目している。

  • 田中将大(2016年撮影)
    田中将大(2016年撮影)
  • 田中将大(2016年撮影)

ヤンキースは先発投手の補強に成功

   ヤンキースは21年1月25日に交換トレードでジャメーイン・タイロン投手を獲得。これに先んじてサイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバー投手を獲得するなど今オフ、先発投手の補強に成功している。これにより田中のヤンキースとの再契約は厳しくなったとの見方もある。

   また、ヤンキースは26日にアダム・オッタビノ投手とマイナーのフランク・ハーマン投手をレッドソックスとの交換トレードで放出。米国メディアの報道によると、オッタビノの今季年俸は900万ドル(約9億3000万円)で、このうち85万ドル(約8800万円)をヤンキースが負担するという。これによって補強資金に余裕が生まれることになったが、田中の置かれた状況が変わったわけではない。

   このままメジャーの所属先が見つからず田中が日本復帰を選択した場合、移籍先として有力視されるのが古巣・楽天だ。石井一久監督兼GMは田中にラブコールを送っており、田中自身も楽天に愛着をもっていることから現実的な路線だろう。

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