マスク着用が進まない理由は
マスク着用には懸念もあるようだ。
NHKの正籬聡放送総局長は1月20日の会見で、テレビ東京の取り組みについて聞かれると、聴覚障害のある視聴者が口元や表情を見て会話を理解するということもある、との旨の発言をした。
自治体の首長会見でも、聴覚障害者に配慮して手話通訳を導入の上でマスクを着けないケースが見受けられる。
大阪府の吉村洋文知事は20年4月13日の会見で「この会見をやっている最中に、聴覚障害の方から、マスクをしながらしゃべっていたら何を言っているか分かんないからマスクを外してやってくださいというようなお話がありました」と報告している。東京都では、小池百合子知事の会見動画を21年1月15日から字幕付きで配信しはじめた。
なお、厚生労働省は、発達障害による触覚・嗅覚の感覚過敏など、何らかの理由でマスクの着用が難しい人もいるとして、「国民の皆様のご理解をお願いいたします」と呼びかけている。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)
【モープラ 緊急事態宣言への対応】
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