共通テストで「実はコロナ陽性黙ってた」 受験生のウソ投稿が拡散→試験会場に本人謝罪

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   大学共通テストの受験生が2021年1月17日、SNS上で新型コロナウイルスへの感染を装った虚偽の投稿をし、受験会場となった奈良学園大が対応に追われた。

   大学によれば、電話やメールで問い合わせがあり、警察にも相談した。その後、本人から投稿内容は事実でないと謝罪があったという。

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受験したのは事実だが...

   浪人生を名乗る投稿者が17日の夜中に「実はコロナ陽性で黙ってた」とツイッターに書き込んだ。試験会場内で意図的に唾を吐いたとして、「お前ら二次試験受けれないよw」と他の受験生への感染拡大も示唆していた。

   その2日前の投稿では、自身の試験会場は奈良学園大と明かしており、一連の投稿は波紋を広げた。

   奈良学園大の入試広報課は18日、J-CASTニュースの取材に、電話やメールでの問い合わせで事態を把握し、警察に相談したと明かす。

   入試広報課によれば、波紋を広げた投稿については、投稿者本人から連絡があり、感染はしておらず、会場内での迷惑行為も嘘だったと謝罪があった。伝えられた個人情報を基に共通テストの出願名簿と照合としたところ、受験していたのは事実だった。

酒の勢い?身内向けに発信と釈明

   入試広報課に投稿者本人が話したところによれば、友人向けのツイッターアカウントから飲酒した状態(未成年ではないとしている)で発信し、5分ほどで削除した。しかし、翌朝にツイッターを見ると投稿が拡散しており、「えらいことをしてしまった」との思いで大学に電話した。警察からも大学に電話があり、本人から連絡があったと伝えられた。

   入試広報課の担当者は「本人は非常に反省していると信じておりますので、これで十分お灸は据えられているのかなと考えております」と話し、警察に被害届を出すなどの対応は予定していないとした。

   投稿者は騒動を受け、ツイッターで「本当に申し訳ありませんでした。受験生の皆様、私はコロナではありません」などと謝罪している。

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