文科省「確約書には、強制力はないのでは」
国立の高校を所管する文科省の教員養成企画室では、確約書について取材にこう答えた。
「学芸大学としての判断だと理解しており、問題はないと考えています。他校の合格で辞退しないようにとの募集要項には、あまり強制力があるとは思えません。要項の記述がいいか悪いかについては、文科省としては言えないです。附属高校は、公立のモデル校として相応の学級規模を作って教育研究をする必要があるので、要項などにうたったのではないかと考えています」
同省としては、附属高校の入試で特段問題があるとは見ておらず、学校への指導などは考えていないとしている。附属高校が入学を辞退しないよう求める学校であることを各中学に伝える手紙を書いていたことについては、「事実関係を確認しないと、何とも言えないです」と話した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)