「ショックが大きすぎます」 新進気鋭のイラストレーター「焦茶」さん早逝、ファンや出版社から追悼相次ぐ

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   人気イラストレーターの焦茶(こげちゃ)さんが、2020年6月に事故で亡くなっていたことが分かった。関係者が21年1月15日に公表した。

   20代での早すぎる死に、国内外のファンから哀悼の声が多数寄せられている。

  • 焦茶さんのツイッターアカウント
    焦茶さんのツイッターアカウント
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「何より焦茶本人が一番悔しい思いをし、やりきれない思いでいるのでは」

   焦茶さんは1995年生まれ。

   書籍『重力アルケミック』(星海社FICTIONS)『Fate/Grand Order電撃コミックアンソロジー11』(電撃コミックスNEXT)の装画や、楽曲『幽霊東京』(Ayase/YOASOBI)のイラスト、アパレル店「WEGO」とバーチャルシンガー「初音ミク」のコラボイラストの描き下ろしなど幅広く手がけ、2019年6月には初の個展「HELLO HELLO HELLO」を、「pixiv WAEN GALLERY」(東京都渋谷区)で開催した。

   ツイッターのフォロワー数は21万人以上と多くのファンを擁する。ツイートは20年6月1日を最後に、更新が止まっていた。

   訃報は21年1月15日、焦茶さんの公式ツイッターを通じて家族が伝えた。昨年6月、仕事場で不慮の事故で亡くなった。事件性はないという。葬儀は近親者のみで行った。

   ツイートに添付された文章では、「家族と本人のお気に入り那須高原のコテージで1週間過ごし、英気を養いこの先のやりたい事や夢を語って仕事場に戻った翌日の出来事で、息子を亡くした私共の悲しみは今も癒えておりません」と悲痛な思いを吐露し、

「以前より焦茶はアニメーション、ファッション、音楽に関心が高くMV(編注:ミュージックビデオ)やキャラクターの服飾デザインを手掛けておりました。これらの関係の方々との作品創りを楽しみにしておりましたので何より焦茶本人が一番悔しい思いをし、やりきれない思いでいるのではないでしょうか。今後も彼の作品を大切にして頂ければと存じます。願わくは、彼の創ったキャラクターが生き生きとして動き語るアニメーションを見たかった」

と語った。

「何年も前からずっと大好きなイラストレーターさんでした」

   焦茶さんのツイッターやイラスト投稿サイト「ピクシブ」のアカウントには、 「焦茶さんのイラストもっともっと沢山見たかったです。ショックが大きすぎます」 「作品もお人柄も本当に本当に魅力的で、才能に満ち溢れた方でした。ご冥福をお祈り致します」 「何年も前からずっと大好きなイラストレーターさんでした ご冥福をお祈りします」 などと国内外から惜しむ声が相次いだ。

   『重力アルケミック』の発行元の星海社(東京都文京区)は15日、「この度の夭逝の報に接し、星海社一同、心から哀悼の意を表します。安らかにご永眠されますようお祈りいたします」と、集英社(東京都千代田区)の「JUMP j BOOKS」編集部も同日、「 Jブックス編集部では、ジャンプ恋愛小説大賞のイメージイラスト、受賞作のカバーイラストを執筆して頂きました。彼の描く世界は、とても美しかった。残念で、悲しいです。心よりご冥福をお祈り致します」と追悼メッセージを出した。 

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