車種別ランキングの結果は...
軽の自社開発・生産から撤退して久しいマツダとスバルは登録車が中心となり、上位メーカーに比べると軽が少ない分、国内販売全体の数字は振るわない。
マツダ、スバルとも国内生産の割合が高いメーカーだが、その大半は輸出向けで、マツダは欧州、スバルは北米市場への依存が高い。スバルの場合、国内販売は世界販売の1割程度に過ぎない。
2020年国内販売の車種別ランキングは、1位がホンダの「N-BOX」となり、4年連続。2位はトヨタの「ヤリス」、3位はスズキの「スペーシア」、4位はダイハツの「タント」、5位はトヨタの「ライズ」、6位はトヨタの「カローラ」、7位はダイハツの「ムーヴ」、8位はホンダの「フィット」、9位はトヨタの「アルファード」、10位はトヨタの「ルーミー」だった。
トップ10のうち、軽は4つ、メーカー別ではトヨタが5つと半数を占めた。日産はトップ10に1台もランク入りしなかった。
販売台数でみる限り、国内市場の軽依存、トヨタ独走は変わらなかった。2021年はそんな流れを変える革命的な1台がトヨタ以外のメーカーから登場しないか、注目したい。