表面的にはほのぼのしているが...
可愛いモルカーはアニメファンの創作欲を刺激したが、本作にハマってしまう理由はそれだけではないようだ。銀行強盗や渋滞が発生し警察が出動するなど、表面的なほのぼのとした空気の裏にシュールさが潜む。
実は見里監督の前作「マイリトルゴート」は、童話の「オオカミと7匹の子ヤギ」を題材にしながら、作中の動物に仮託して児童虐待を描いた意欲作と評価されている。「PUI PUIモルカー」もモルカーの仕草と作中の人間の行動のギャップに「闇」を感じるという感想も見受けられ、社会風刺的なメッセージを読み取るアニメファンもいる。
まだ第2話までしか放送されていないが人気上昇中の「PUI PUIモルカー」、19日放送予定の3話は「ネコ救出大作戦」と予告されているが、どんな展開を見せてくれるか、興味は尽きない。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)