与正氏は「リベロ」の役割?
ただ、今回の人事で「失脚」したとは言い切れない。139人が記載されている「党中央委員会委員」の名簿のうち、与正氏の序列は21番目で、比較的高いからだ。
聯合ニュースは、与正氏が対南政策で十分な成果を出せなかったと正恩氏が評価した可能性があるとの指摘を紹介した上で、
「これまでの自分の公式業務である対南政策の範囲のみにとらわれず、様々な分野で活躍する(サッカーで特定のマークする相手を持たずにゴールを守る一方で、攻撃にも参加する選手の)『リベロ』の役割を果たしてきただけに、今後も職とは別に内外の主要な懸案に積極的に関与し、『白頭山血統』としての地位をアピールする可能性も残っている」
と分析している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)