三ツ矢ブランドは販売好調、嵐が追い風に?
とはいえ、嵐が三ツ矢ブランドの「顔」となっていたのは事実。その効果は売上にも表れている。
アサヒ飲料は20年7月に、三ツ矢ブランドの上期の販売数量が、ブランド史上過去最高を更新したと発表。その要因の一つとして「『嵐』が描かれた販促ツールを活用し店頭展開を強化したこと」をあげている。
9月からは、アサヒ飲料ら13社の企業が、嵐との共同プロジェクト「HELLO NEW DREAM. PROJECT」に参加。その一環でデビュー曲「A・RA・SHI」の歌詞を使用した、特別限定パッケージの三ツ矢サイダーを販売していた。
そして、三ツ矢ブランドの2020年の販売実績は「19年を超える見込み」(21年1月7日時点)と担当者。その要因を聞くと、
「コロナの影響で、『より間違いのない商品を選びたい』という気持ちが、お客様にあると思います。その中で、130年以上続く歴史と、安心・安全の品質、間違いのないおいしさを、ご支持頂いたことが下支えとなりました。さらに嵐の広告の反響が追い風となり、好調な実績に繋がったと考えております」
と分析した。
上記の広告は21年2月15日まで掲示される予定。