あるツイッターユーザーが電車内で発見した、「三ツ矢サイダー」の広告が話題になっている。
広告のキャッチコピーは「ずっと受け継がれていく日本品質」。5本の三ツ矢サイダーが「乾杯」をするかのように集まっている。特に不思議なところは見当たらないが、なぜ注目を集めているのだろうか。
広報「嵐ありきの表現ではない」
その理由は「5本」という数に隠れている。
三ツ矢サイダーといえば、アイドルグループの嵐が2020年3月からCMに出演。しかし嵐は12月末にグループ活動を休止し、以降は該当のCMも放送されなくなっていた。
嵐のメンバーは相葉雅紀さん、大野智さん、櫻井翔さん、二宮和也さん、松本潤さんの5人。つまり5本のサイダーは、「嵐」をイメージしたのではないかとの予想がツイッターでされている。
「泣ける(T_T)もう、止まらない...」
「5本のサイダーが並んで居るだけで嵐を感じます」
「感慨深いものがありますね。三ツ矢サイダーさんありがとう」
「5本のサイダーから会話が聞こえて来そうな...胸にグッときますね」
この広告はあるユーザーが2021年1月2日にツイートしたことで話題になった。しかしツイッターを遡ると、少なくとも昨20年6月には5本のサイダーが寄り添ったデザインの広告はあったようで、
「三ツ矢サイダーの、ペットボトル5本が乾杯するように集ってるだけのPOPがそこにいない嵐さんを連想させる」
「5本の三ツ矢サイダーだけでストーリーが出来上がってしまう最高」
と、嵐を想起する声が寄せられていた。
J-CASTニュースは1月7日、アサヒグループホールディングスの広報担当者に、この広告の意図を聞いた。
担当者によれば、この広告は活動休止前の20年6月から多摩都市モノレールの車内に掲示。注目を集めた「5本の三ツ矢サイダー」は何を意味するのか。
担当者に聞くと、
「家族や仲間との乾杯を意味しております」
と説明。嵐を意識したのか、質問を重ねると「嵐ありきの表現ではないです」とした。