デヴィ夫人ことタレントのデヴィ・スカルノさんが、2020年の大みそかに東京都内のホテルで「カウントダウンパーティー」を開催した。
21年1月10日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演したデヴィ夫人は、番組内でパーティーの開催意図などを語り、杉村太蔵さんと舌戦。インターネット上では、その主張が波紋を呼んだ。
「勇気を持って開催した」「経済破綻してしまう」
90人ほどが参加したというデヴィ夫人主催のカウントダウンパーティー。夫人が自身のインスタグラムに投稿した写真や映像を見ると、オーケストラやオペラ歌手、ダンサーがパフォーマンスを披露するなど、かなり華やかなものだったようだ。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中でのパーティーの開催に、この投稿には、「ずっとファンで大好きでフォローしてましたが、これにはガッカリ」「失望しました」などのコメントが寄せられていた。
「サンデー・ジャポン」でデヴィ夫人は、MCの「爆笑問題」田中裕二さんにパーティー開催の理由を問われ、
「私はこういう時期だからこそ、勇気を持って開催したんですね」
「私たちのような人間がこういうことをして、そしてお金が回って、みんなが幸せになるっていうか。やっぱり自粛自粛自粛で全てを止めてしまったらば、本当に経済破綻してしまうと思うんですよ」
と話した。パーティー開催で会場となるホテルやその従業員、食事を提供している業者、パフォーマーが助かり、ストレスを抱えている人もパーティーに参加することで「元気をもらう」ことができるのだという。
この主張に、リモートで出演していた杉村太蔵さんが「こういったパーティーをやることによって感染拡大がいつまでも止まらなくて...」と反論しようとすると、デヴィ夫人は言葉を遮り、
「お言葉ですけれど、私のパーティーは10日前です。誰も感染していません」
と声を張り上げた。さらに、2020年は5回のチャリティーイベントを開催したが、そこでも「感染者は誰も出ていない」と続けた。
ツイッターでは「若者批判までしてて呆れる」
デヴィ夫人はさらに、
「私のところのパーティーにいらした方は、みなさん自意識が高い、みなさん緊張感を持って、自覚しています。そして『感染しない・感染させない』っていうのが合言葉になっています」
と、自分たちの「意識の高さ」を主張。その上で、感染者には20代、30代が多く、パーティーの参加者とは「層が違う」と指摘し、
「若い方たちも緊張感を持っていただきたい」
と述べた。
番組でのデヴィ夫人の持論について、ツイッターでは、
「サンデー・ジャポンのデヴィ夫人の言い訳酷い。自分の事棚に上げて若者批判までしてて呆れる」
「デヴィ夫人にはガッカリ 金ある人が経済回すのは大歓迎だけどやり方が違うよ...」
「こんなパーティーに参加している自体で、意識低すぎ 若い人だって一部の人以外は、あなた達よりずっと意識高く感染対策している」
など批判の声が多く上がり、「デヴィ夫人」がトレンド入りするほど話題になっている。