国文学研究資料館のウェブサイトで、資料館が所蔵する資料から作成された「WEB会議などで使える背景画像」の配布がスタートした。
「気になって会議に集中できない可能性が微レ存」の声も
2020年1月6日、国文学研究資料館のウェブサイトに「WEB会議などで使える背景画像」が投稿された。「在宅勤務やテレワーク、遠隔授業などでWeb・TV会議アプリケーション等の背景としてご利用いただける画像です。すべて国文学研究資料館が所蔵する資料から作成しています。ご活用いただければ幸いです」として、『百鬼夜行図(ひゃっきやぎょうず)』や『源氏物語画帖 (げんじものがたりがじょう)』など、有名作品の一場面を切り取った背景画像をダウンロードすることができる。
アップされた画像から、さらに詳しい資料にアクセスすることもできる。
ネット上では、「新しい古典の親しみ方」「ちょっと雅な気分に浸れそう」と盛り上がる声が目立つ。「ミーティングの開始5分間は背景の話題でつぶれそうだけど」と、オンライン会議での話題づくりに役立つのではとする人もいる。
描かれた年代や題材もさまざまな10種類の画像がラインナップされており、「『枢密院会議之図』でZOOM会議したら、めっちゃ仕事してる感出そう」「百鬼夜行図を背景にリモート会議するのはどういう存在の集まりなのか」「教授会や学会は百鬼夜行図で(いけない」など画像に合った場面を考える投稿も。
10種類の内訳は...
今回公開されたのは、下記の10点。
『百鬼夜行図』
『源氏物語画帖』
『大黒舞』
『法妙童子』
『伊勢物語絵巻』
『東京銀坐煉化石聯家京橋ヨリ一覧之図 』
『諸色戯場春昇初』
『豊饒御蔭参之図』
『枢密院会議之図』
『東京名勝浅草橋ヨリ両国柳橋之真景』
日本を代表する作品の数々だけに、「イタリアと会議する時に使う。絶讃させるだろう」「日本語の授業、次はこれにしようかな」「これで、オンラインレッスンも会議も雅になります」など、海外とのWEB会議で活用したいとする人も多いようだ。
ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」でも、人気エントリーにランクインしている。