「猫役はぬいぐるみ」なのに涙が... 実写「おじさまと猫」に熱い反応

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   俳優の草刈正雄さんが主演を務めるドラマ「おじさまと猫」(テレビ東京系)が2021年1月6日に放送された。原作は同名の漫画で、ペットショップで売れ残っていた1匹の成猫「ふくまる」と、その猫に一目惚れし迎え入れたおじさま・神田冬樹の温かな日常の物語だ。

   第1話では、神田とふくまるのペットショップでの出会いが丁寧に描かれた。

  • (C)「おじさまと猫」製作委員会
    (C)「おじさまと猫」製作委員会
  • ふくまる(C)「おじさまと猫」製作委員会
    ふくまる(C)「おじさまと猫」製作委員会
  • 主人公・神田(草刈正雄)の愛猫・ふくまるの声は神木隆之介さん(C)「おじさまと猫」製作委員会
    主人公・神田(草刈正雄)の愛猫・ふくまるの声は神木隆之介さん(C)「おじさまと猫」製作委員会
  • (C)「おじさまと猫」製作委員会
  • ふくまる(C)「おじさまと猫」製作委員会
  • 主人公・神田(草刈正雄)の愛猫・ふくまるの声は神木隆之介さん(C)「おじさまと猫」製作委員会

「おじさま」と「ふくまる」の背景を深堀り

   原作は1話4ページのショートストーリーが中心だが、ドラマは約30分にわたる。そのためドラマでは、原作の冒頭と比べて神田やふくまるの背景が深堀りされている。中でもペットショップ店員の会話が、ふくまるの悲壮感を漂わせる。

   売れ残るふくまるを見て、店員たちは「もうすぐですよね」と不安を漏らす。成猫のふくまるは、もうすぐどこかに連れていかれてしまうという。他の猫から「誰もいない暗くて寒くてジメジメしたところ」に連れていかれてしまうのではないかと聞いたふくまるは、「そんなところ行きたくないにゃ」とうつむく。こうした描写に視聴者の中には、

「ペットショップだと売れ残ってしまった子たちが悲しい道をたどるんだもんなぁ・・・」
「もうペットショップのとこだけで涙がとまらなくなるわ」

と悲しむ声も寄せられた。

   しかし幸運にもふくまるは、草刈正雄さん演じるおじさま・神田に惚れこまれる。

「うちの子におなり」

    ふくまるは、店員も見たことがないくらいに安心しきった表情をした。

「無理がある感が否めない」派もいるが...

    ふくまるの声をアテレコしたのは神木隆之介さん。ふくまる自身は、パペットで演じられた。放送以前からこのふくまるのビジュアルには注目が集まっていたが、第1話を受けて視聴者からは賛否両論の感想が寄せられている。

「ふくまるがパペットなのは、本当に英断だったな...と、動くのを見てあらためて思う」
「くさかりおじさまと猫の出会いを見て涙ぐんでしまった 猫役はぬいぐるみなのに」
「想像以上にスムーズに動いいて神木隆之介くんの声が入ると、ふくまるが生きてるーー!と感動してしまった」

   こうした評価する声もある一方で、やはり受け入れられないという声もある。

「おじさまと猫、ふくまるのぬいぐるみ感が慣れない」
「ふくまるはそのままふくまるな感じではあるけど、やっぱり無理がある感が否めないなぁ・・・」

   しかしこれについて原作者である桜井海さんは昨年11月、「一部だけならいいですが、ふくまるは全話登場で、演技も多いので猫ちゃんのストレスが心配なんです」とパペット起用理由をツイートしている。またSNS分析ツール「ソーシャル インサイト」で「おじさまと猫」を含むツイート分析を行うと、ポジティブ・ネガティブのツイート数の割合ではポジティブが圧倒しており、全体としては好評のようだった。

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