ドラッグストア株に変化 「コロナ禍特需」後の行方

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ワクチンめぐる世界の動きとの関係

   ただ、株価は2020年7月30日に5035円の年初来高値をつけた後、下落傾向にある。「コロナ禍による特需がいつまで続くか」という観点で投資家に評価されている面があるようで、12月21日に7カ月ぶりの安値となる3775円を付けた後も、21年年初にかけて3800~3900円のレベルで推移している。

   ドラッグストア業界ではマツモトキヨシHDやツルハHDが20年11月末から12月中旬に年初来高値をつけたが、いずれもその後は下落傾向となっており、世界でワクチンの普及が進みつつあることが意識されているようだ。業界の収益を底上げしたインバウンド需要は蒸発したままで回復を見通せないだけに当面は各社とも上値の重い展開となりそうだ。

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