2020年の大みそかに放送された、NHKの「紅白歌合戦」と日本テレビの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民Go Toラスベガス24時」の2大番組。それぞれの番組で、視聴者が盛り上がったのはどのコーナーだったのだろうか。ツイッターでの反響を分析する。
調査に使ったのは、SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」を用いて収集した、両番組の公式ハッシュタグ「#NHK紅白」「#ガキ使」を含むツイート、それぞれ約1万件だ。あくまで全量ではないのと、ツイッターを活発に利用する層の盛り上がりを反映したデータであることを前提にご覧いただきたい。
前半、中盤、後半と山を作った紅白
まずはNHK紅白歌合戦から。
ツイッターが最初の盛り上がりを見せたのは、19時52分ごろだ。このタイミングは、日向坂46→櫻坂46の「坂道リレー」のステージが終わった直後で、「日向坂46は可愛すぎたし櫻坂46はかっこよすぎた」といったツイートが相次いだ。
続いては、SixTONESのステージが終了した直後の20時5分ごろに、大きな山が。「SixTONES最高にかっこよかったよ」といった投稿でタイムラインは加速した。
そして、最大級の波が来たのは21時38分ごろ。今まで素顔を明かさず活動してきたバンド・GReeeeNがまさかの顔出し――かと思いきや、アバターを使ったバーチャル出演というサプライズの瞬間だ。「GReeeeN本人かと思ったびっくりしたーー!!笑 さすがにバーチャルか笑笑 でもすごすぎ!!」といった書き込みが殺到し、視聴者の衝撃を物語った。
その後、この日で活動を休止する嵐のステージが終わった21時54分に次の盛り上がりが発生し、最後は番組終了の23時44分に、「まじで今年の紅白は全員が優勝です!!!!!」「とても良き紅白でした お疲れ様でした」といったねぎらいの言葉で投稿数が急増し、締めくくりとなった。
グラフを見ると、前半、中盤、そしてラストと、要所要所に盛り上がりのポイントがある、バランスのよさがうかがえる。