ガキ使「戦犯」はクイズコーナー? コロナ禍での撮影、苦心わかるけど...

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とはいえ、2020年は「万難を排して」の撮影だった

   ただ、2020年の「笑ってはいけないシリーズ」については、やはり、「新型コロナウイルスの流行の中での撮影だった」という点は絶対に見過ごしてはいけない点であろう。

   この1点により、これまでの撮影が「密を避ける」という観点からさまざまな制約を受けることになったはずだからである。通常のシーンはもちろん、例えば、2019年でひときわ注目を集めた、松本人志さん(57)の「縄登り」や、俳優の成田凌さん(27)の「逆バンジー」など、「スペクタクルな」シーンはクレーンが出動するなど実に大掛かりな撮影であり、これらと同規模の撮影をするとなると、それだけで関わるスタッフは大きく増えることとなる。番組冒頭でも、主要なスタッフはPCR検査を受けるなど、感染防止への配慮を説明していたが、こうした制約の中ではやむを得ない部分はあるだろう。

   そう考えると、この厳しい状況の中でも、万難を排して撮影された「大貧民Go Toラスベガス」が無事放送されたことは、実に意義深いことだったのではないだろうか。事実、視聴者からのツイートの中には、「今年はコロナで色々と演出が難しかったと思うけど、私はすごく笑わせてもらいました」といったものも。暗いムードの2020年を笑いで締めくくってくれた、今回の放送に満足したとする視聴者も大勢いることは揺るぎのない事実だからである。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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