気づかなかったことも「無理やりにでも変わっていかざるを得ない」 曽我部恵一が、コロナ禍の今考えること

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受け取った「コンビニのコーヒー」〜取材を終えて〜

   「コーヒー、飲めますか」。取材中、緊張気味の記者に、スタッフを通じて差し入れをしてくれた。コーヒーは、大手コンビニチェーンのものだった。

   ふと、今年サニーデイ・サービスが世に出した「コンビニのコーヒー」という曲が思い浮かんだ。コンビニのコーヒーは100円で買える物の中で最も熱く、コインランドリーがいつも開いていることは「優しさ」だと歌った曲だ。

   都の時短要請を受け、多くの飲食店が22時に閉まる。労働時間が伸びれば、一人で外食するのも難しい。当たり前が当たり前ではなくなった中、24時間営業の店には何度も救われた。受け取ったコーヒーには、曽我部さんとコンビニ営業を支える人々の「優しさ」が含まれていた気がした。

   22時半にインタビューをはじめ、日付を跨ぐギリギリまで取材に答えてくれた曽我部さん。予定の質問を終えたあとも、記者がたまらず口にした「サニーデイ愛」に耳を傾けてくれた。この場を借りて、感謝を伝えたい。

サニーデイ・サービスのアルバム「DANCE TO YOU」のジャケット画の前に座る曽我部さん
サニーデイ・サービスのアルバム「DANCE TO YOU」のジャケット画の前に座る曽我部さん

曽我部恵一さん プロフィール
そかべ・けいいち
1971年8月26日生まれ。乙女座、AB型。香川県出身。
90年代初頭よりサニーデイ・サービスのヴォーカリスト/ギタリストとして活動を始める。
1995年に1stアルバム『若者たち』を発表。70年代の日本のフォーク/ロックを'90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。
2001年のクリスマス、NY同時多発テロに触発され制作されたシングル「ギター」でソロデビュー。
2004年、自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。
以後、サニーデイ・サービス/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。 http://www.sokabekeiichi.com


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