気づかなかったことも「無理やりにでも変わっていかざるを得ない」 曽我部恵一が、コロナ禍の今考えること

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「お互いに心配をしながら、最大限できることはやろう」

   ――ただ、世の中的には、ある日を境にして「対面ライブに行ってもいいぞ」というマインドになったわけではないと思います。ライブに行くべきかやめるべきか。そういう「曖昧な空気感」は感じていましたか。

曽我部:多分、明確に「この日からOK」っていうのは今後も言えないじゃないですか。だから、恐る恐るやるしかないなっていうのはミュージシャンもみんな思っていることで。お客さんも「行きたいけど行っていいんだろうか」って思いながら暮らしている。

   ――曽我部さんとしては、大勢の観客を前にしてライブをやりたいというお気持ちはありますか。

曽我部:やっぱり安心してできるところがいいですね。今はどうしても「消極案」になってしまう。演奏とか歌自体は真剣勝負の一生に一回きりのライブだから、人がいようが配信だろうが関係ないですけど。お客さんの立場になってみたら、不安を抱えたままライブに臨むっていうのは残念だし、「声出したらダメ」「動いたらダメ」っていう、いろんな規制がある中で見なきゃいけないというのはあんまりだなって。あくまでも自由な立ち位置というか、そういうものでライブを見て欲しいし、早くそうなったらいいなと思います。こっちもお客さんのことは気を遣わずにできるっていうのが一番いいです。でも今はお互いに心配をしながら、最大限できることはやろうと思います。
姉妹サイト